飲食店を開店させるには店舗ごとに専任の食品衛生責任者が必要です。
調理師や栄養士の資格をお持ちならなれますが、お持ちでなければ食品衛生協会が行っている講習を修了すれば誰でも簡単になれます。
食品衛生協会は全国各地に支部がありますが、例えば大阪市で飲食店を開業する場合、大阪市で講習を受ける必要があるように思われますが、実際は全国どこの支部で受けても構いません。
ただし、各支部では店頭で掲げる「食品衛生責任者プレート」を販売しています。
東京都で講習を受けたら東京都の食品衛生責任者プレートになってしまい、他の地域で開店させる場合は若干の違和感があるので、気になる方は開店する地域の食品衛生協会で講習を受けることです。
気になる講習は1日で修了できます。
公衆衛生学を1時間、衛生法規を2時間、食品衛生学を3時間と計6時間の講習で、最後にテストがあります。
テストといっても合格・不合格を決めるものではなく、あくまで形式的なものです。
最後にこの資格は期限がなく更新はありませんが、自治体によって1~3年毎に定期的に講習を受けることが義務付けられていることが注意点です。
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